
Claude Code を初めて使うユーザー向けに、新たにプロジェクトをセットアップする手順を説明します。
前提条件
以下のツールがすでにインストールおよび設定済みであることを前提とします:
- Git: バージョン管理システム(
git --version
で確認可能)。 - Claude Code: プロジェクトで使用するClaude Code環境がインストール済み。
- 必要に応じて、ターミナルやコマンドラインインターフェースが利用可能な状態。
これらのツールが未設定の場合、事前にインストールと設定を完了してください。
0. Gitリポジトリの初期化確認
Claude Codeを使用する前に、Gitリポジトリが正しく初期化されていることを確認し、不要なファイルがコミットされないように.gitignore
ファイルを設定する必要があります。
手順
- 作業ディレクトリに移動します。例:
cd /path/to/your/project
- 以下のコマンドを実行して、Gitリポジトリが初期化されているか確認します:
git status
- コマンドがエラーを返さず、リポジトリの状態(例:現在のブランチや変更ファイル)が表示された場合、リポジトリは正しく初期化されています。
- リポジトリがまだ初期化されていない場合、以下のコマンドで初期化します:
git init
- 必要に応じて、リモートリポジトリを関連付けるために以下を実行します(リモートリポジトリのURLを適宜置き換えてください):
git remote add origin <リモートリポジトリのURL>
.gitignore
ファイルの作成:不要なファイルやディレクトリがGitリポジトリにコミットされないように、.gitignore
ファイルを作成します。例:touch .gitignore
- テキストエディタで
.gitignore
ファイルを開き、プロジェクトに応じて無視したいファイルやディレクトリを記述します。一般的な例:
必要に応じて、プロジェクト固有のファイル(例:IDE設定ファイルやキャッシュファイル)を追加してください。# 一般的な無視対象 *.log node_modules/ .DS_Store *.env /dist /build
.gitignore
ファイルをリポジトリに追加してコミットします:git add .gitignore git commit -m "Add .gitignore file"
1. プロジェクトの初期化
Gitリポジトリが準備できたら、Claude Codeを使用してプロジェクトを初期化します。
手順
- 作業ディレクトリに移動します(すでに移動済みの場合は不要)。
- Claude Codeを起動します。ターミナルで以下のコマンドを実行してください:
このコマンドにより、Claude Codeの環境が初期化され、プロジェクト内で使用可能な状態になります。claude
2. 簡単なコマンドの実行
Claude Codeが起動したら、プロジェクトの概要を確認するために簡単なコマンドを実行します。
手順
- 以下のコマンドを入力して、プロジェクトの要約を生成します:
summarize this project
- Claude Codeはプロジェクトの構造や内容を分析し、簡潔な要約を出力します。この要約は、プロジェクトの目的や主要なファイルを把握するのに役立ちます。
3. CLAUDE.md プロジェクトガイドの生成
プロジェクトのドキュメントとして、CLAUDE.mdファイルを生成します。このファイルは、プロジェクトのガイドラインや設定情報を含みます。
手順
- 以下のコマンドを実行して、CLAUDE.mdファイルを生成します:
/init
- Claude Codeは、プロジェクトの現在の状態に基づいてCLAUDE.mdファイルを自動生成します。このファイルには、プロジェクトの概要や設定手順が記載されます。
4. 生成された CLAUDE.md ファイルのコミット
生成されたCLAUDE.mdファイルをリポジトリにコミットして、プロジェクトの変更を保存します。
手順
- Claude CodeにCLAUDE.mdファイルをリポジトリにコミットするよう指示します。以下のコマンドを使用します:
commit CLAUDE.md
- Claude Codeは、生成されたCLAUDE.mdファイルをGitリポジトリに追加し、コミットします。必要に応じて、コミットメッセージを指定することも可能です(例:「Initial CLAUDE.md file」)。
注意事項
.gitignore
ファイルには、プロジェクトの種類に応じて適切なパターンを追加してください(例:Pythonプロジェクトでは*.pyc
、Node.jsプロジェクトではnode_modules/
など)。- コマンドが期待通りに動作しない場合は、Claude Codeのドキュメントを確認するか、サポートに問い合わせを行ってください。
- 生成されたCLAUDE.mdファイルは、プロジェクトの重要なドキュメントとして、他のチームメンバーと共有する際に役立ちます。